5月6日スタート、8日ゴールの日程で開催された今年のMille Migliaには、36カ国から375台が参加、日本からは4台が参加し全車完走しました。
日本人最高位はゼッケン13番1926年製BUGATTI T35Aでエントリーの竹元さん夫妻、総合14位で見事入賞しました。14位は過去の日本人参加車の中でも最高成績です。
総合優勝は過去にLa Festa Mille Migliaでも優勝経験のあるジュリアーノ・カネ夫妻、今回で10回目の優勝という前人未到の快挙です。
準優勝はLa Festa Mille Miglia常連のルチアーノ・ヴィアロ組でした。
最後まで熾烈な優勝争いを演じた両者、表彰式ではお互いの健闘を讃えあっていました。Mille Migliaは暫く二人の時代が続きそうです。
今年は今までとは違う試みとして、フェラーリ・トリビュートと題する1958年から現代までのフェラーリ130台が参加車輌と同じルートを走行するというジョイントイベントが行われました。デイトナ、F40、F50、エンツォ・フェラーリ等が並ぶ光景は圧巻ではありましたが、その結果運営に混乱をきたす場面もあり、今後に課題の残る取り組みであったと感じました。
貴重で美しい車の数々、美しい自然と歴史ある街並み、ブレシアの白バイ隊による先導や各地警察による参加車優先の交通規制、COゴール地点で我先に先を急ぐ参加車など「楽しければOK」というイタリア人気質が織り成す混沌、まるでサッカーの応援のような沿道からの熱狂的声援、これらMille Migliaらしい風景は見られたものの、時代の流れと共にかつてのような楽しさは、変わりつつあると感じた今年のMille Migliaでした。
古き良き伝統と新しい試みの融合、残念ながら今年のMille Migliaはこの難題をうまく消化しきれているとは言い難かったのですが、来年4年目を迎える新しいオーガナイザーが、いかに今年の反省点を修正し、新しい試みを仕掛けてくるのか、今後も注目していきたいと思います。
Ranking | No. | Driver / Co-Driver | Year | Car-Model | Photo |
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|