La Festa Mille Miglia 2014

観光・宿泊ガイド

十日町市

松之山温泉

Matsunoyama Onsen

新潟と長野の県境、雪深い山あいにたたずむ松之山温泉。その薬効は古くから知れ渡っており、有馬、草津と並ぶ日本三大薬湯と呼ばれています。この温泉は塩分濃度が高い「ナトリウムカルシウム塩化物泉」で、神経痛、関節痛、切り傷、擦り傷、慢性皮膚病に効果的な他、メタケイ酸が豊富なためしっとりした美肌効果もあります。
なぜ山の中なのに塩分が強いのか。火山がないのに九十度の高温なのか。謎の多い松之山温泉。実は地殻の隆起によって閉じ込められた千二百万年前の海水が、マグマによって温められ、地層の断裂から一気に湧出するジオプレッシャー型の日本では非常に珍しい温泉です。
温泉街には、旅館、民宿、日帰り入浴所、飲食店、お土産店などが軒を連ねています。
また近年、温泉熱を利用したバイナリー地熱発電の実証実験が行われており、新たな再生可能エネルギーとして注目を集めています。

おすすめ情報

松之山温泉ミスト

天然保湿成分たっぷりのミストで、お肌しっとりつるつる。
ヒアルロン酸入りの「松之山温泉フェイスマスク」も合せてどうぞ。

しんこ餅

上新粉を練った生地で、甘さ控えめのこしあんを包んだ和菓子。
明治時代から続く伝統の松之山名物です。

まんまの味

松之山のお母さんが作った味噌と、雪国伝統の発酵食品であるしょうゆの実、塩の子、酒粕を合わせたごはんの友。

地炉

松之山温泉のある湯本上湯地区にあった築100年の古民家を移築し、温泉街の迎賓館として活用しています。現在はバイナリー発電で発生した熱源を利用した低温調理場や身体の芯から温まる足湯が設置されています。
目の前に流れる不動の滝の水しぶきと、湯やぐらから立ち上る温泉の湯気をながめながら、ゆったりした時間を過ごせます。

周辺観光情報

美人林

松之山の北の丘陵に、樹齢90年ほどのブナ林が広がっています。
昭和初期、木炭にするためこの辺りのブナは全て伐採され原野となりました。
その後、一斉に育ったブナはすらりとしたまっすぐな立ち姿が美しいことから美人林と呼ばれ、多くの観光客が訪れる名所となっています。
また、野鳥が多く飛来するため探鳥会が行われています。

森の学校キョロロ

松之山の生物、自然、文化、生活様式などが展示されている科学館。
「キョロロ」という名前は、南国から飛来する野鳥「アカショウビン」の鳴き声にちなんで付けられました。週末や夏休みには五感を刺激する自然体験プログラムが盛りだくさんです。
入館料は大人500円、小・中・高校生300円

開館時間は9時から17時、休館日は火曜日です。

大厳寺高原

長野県との県境にあり広さ約350ha、標高約800mに広がる高原です。
緑あふれる高原には牧場や池、菖蒲園などがあります。野鳥の声を聞きながら遊歩道を散歩したり、ブナ林を撮影したり、テニスコートやキャンプ場でアウトドアライフを楽しむ人達で賑わっています。
近年では、信越トレイルの入口として人気となっています。
松之山温泉から車で約20分。1km毎に看板がでていますので安心してきてくださいね。
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