La Festa Mille Miglia 2015

大会レポート

【大会レポート2日目】2015年10月17日

快晴の中、メリハリのきいたコースを満喫

2日目となる17日は300kmを超える長丁場となった。早朝、宿泊地となったNASPAニューオータニを出発した一行は、上越市の高田公園や、スキーのジャンプ台がある飯山シャンツェ、渋温泉を経由し、信州松代ロイヤルホテルで昼食。旧軽井沢を通り、ザ・プリンス軽井沢へゴールした。

1日目とは一転、終日快晴となった2日目は、棚田や山並みが楽しめるワインディングロードから、温泉街、商店街などがうまく組み合わされたコースで、エントラントたちはメリハリのきいたドライブを満喫できたようだ。ヨーロッパからのエントラントは、「きょうはとても日本的な風景を楽しむことが出来た」と笑顔で語っていた。因みに日焼けで鼻の頭の皮がむけたエントラントもいた。

土曜日で快晴だったこともあり、前日よりも多くの観客がスタートやゴール地点、スタンプポイントなどに詰めかけていたのも印象的だった。その多くが、過去何度も見学に来ており、今年も楽しみにしていたと笑顔で応援の旗を振っていた。その中の一人、渋温泉で旅館を経営している女将は、もともとはクレイジーケンバンドのボーカルでもある横山剣さんのファンで、彼が、このイベントに出場し、かつ、自分の旅館前を通ることから、毎年楽しみにしていた。そのうち、だんだんとクラシックカーにも興味が移り、いつかは自分で購入してこのイベントに出てみたいと思うようになったという。きっかけが何であれ、ヒストリックカーファンがどんどん増えていくことは喜ばしいことだ。

3日目は、長野県軽井沢市から山梨県富士河口湖町、静岡県御殿場市を通り、神奈川県箱根町の山のホテルにゴールする予定だ。

(文&写真:内田 俊一)
渋温泉の石畳を抜けるブガッティ T23ブレシア
渋温泉の石畳を抜けるブガッティ T23ブレシア
渋温泉はスタンプポイント。しっかりとスタンプを用紙に押してもらい、お土産をもらってスタートだ。
渋温泉はスタンプポイント。しっかりとスタンプを用紙に押してもらい、お土産をもらってスタートだ。
飯山シャンツェを後にするブガッティ T51。後ろがスキージャンプ台だ
飯山シャンツェを後にするブガッティ T51。後ろがスキージャンプ台だ
隊列を組んで鬼押し出しハイウェイを走るエントラントたち。先頭はポルシェ 356Aスピードスター
隊列を組んで鬼押し出しハイウェイを走るエントラントたち。先頭はポルシェ 356Aスピードスター
夕闇が迫る中、ゴールを目指すラリー N.C.P
夕闇が迫る中、ゴールを目指すラリー N.C.P
  • 一覧はこちら