【大会レポート3日目】2016年10月16日
後半戦に突入 気になる勝負の行方
いよいよ後半戦に突入した3日目。この日も天候に恵まれ、ひとまず安心。クラシックカーを走らせる日に、雨が降らないということはとてもありがたいことなのだ。軽井沢の朝は寒く、2日目の朝と同様に、エントラントたちは走る準備を万端にしてからスタートした。
3日目も300km以上を走るルートが用意されていた。人も車も疲れが出てくるこのタイミングが、完走できるかどうかを左右する。八ヶ岳と富士山を越えて箱根を目指すルートは、いささかハードだ。それでもエントラントたちは、山あいの風景を堪能しながら、運転を楽しんでいるようだった。
各ポイントには、この日も多くの人たちが応援に駆けつけてくれ、熱い声援を送ってくれた。それはエントラントたちの大きな励みとなり、力となった。ルートの途中、沿道からフラッグや手を振ってくれた人や、写真を撮っていた人にもたくさん出会えた。その姿は、エントラントたちを笑顔にしてくれた。疲れが出てくるときだからこそ、気持ちをより元気にしてくれるのだ。
3日目のPC競技は、17。4日間で最も数が多いため、逆転を狙うエントラントにとっては、この日の結果が鍵を握ることになるだろう。大きく順位を上げたチームもあれば、またその逆もある。最後までの何が起こるかわからないのが勝負の世界だ。
最終日は、神奈川県の箱根町から約250kmの道のりを走り、ゴールとなる原宿の明治神宮を目指す。3日間山の道を走ったあとは、海の道を通り、東京の真ん中を走る。車にはもう少しだけ頑張ってもらおうと、この日も遅い時間までメカニックたちの整備作業が続いていた。
11のPC競技が予定されている最終日。果たして、優勝は誰の手に。
(文&写真:岩本 美香)
小海リエックスに到着した AUSTIN SEVEN
小海リエックスでPC競技に臨む OSCA MT4
八代ふるさと公園で大勢の人から見送られる TRIUMPH TR2
富士山 樹空の森で行われた公開PC競技に臨む BUGATTI T13 BRESCIA
富士山 樹空の森でスタンプをもらう AUSTIN HEALEY 100/4 BN1