【大会レポート4日目】2015年10月19日
ついにゴール。ガラパーティではサプライズも
10月16日に明治神宮をスタートしたラ・フェスタミッレミリアが、スタートと同じ明治神宮にゴールした。
ラリー最終日となった19日。ザ・プリンス箱根を出発した一行は、伊豆スカイラインでワインディングロードを楽しんだ後、海沿いへ出て、静岡県熱海市にある長浜海浜公園うみえーる長浜を経由。大磯プリンスホテルでPC競技(33mを31秒で走れなど、主催者が指示する区間時間にいかに正確に走ることが出来るかを競うもの)を行った。その後、湘南T-SITEで最後のPC競技を行った後、葉山周辺で昼食。横浜を抜けて、東京へ戻る約240kmのルートを走破した。
暑いくらいの日差しの中、最後のラリーは行われた。海外からの参加者は3日目の富士山と西湖、そして紅葉の中を走った光景が夢のようだったと語る。そして、最終日に都内に戻ることを、初日の渋滞を振り返りながら、もし、あの渋滞に再び遭遇ことになったら、それは悪夢だ。そうならないように願うとこぼしていた。しかしそれは現実となってしまった。昼食場所の葉山近辺や、日本橋三越周辺では酷い渋滞に巻き込まれ、オーバーヒートや、パーコレーションなどでストップしてしまうクルマが何台か出てしまったのだ。しかし、エンジンを冷やせばよいと、冷静な参加者たちは往来の邪魔にならないように路肩に寄せ、ボンネットを開けてしばしクーリング。頃合いを見計らって、ゴールへと目指していった。
ゴール地点である明治神宮では、多くの観客が詰めかけ、1200km走り抜いた参加者に惜しみない拍手と声援で出迎え、参加者はそれに大きく手を振って応えていた。
その夜は、恒例となったガラパーティだ。めいめい着飾った参加者たちは、会場で彬子女王殿下をお迎え。4日間の行程の思い出を、パートナーや、一緒に参加した友人たちと語り合いながら、美味しい食事と、八神純子さんらの歌声を楽しんだ。
そこでは、最後に大きなサプライズがあった。今回海外15か国から参加があったのだが、その有志たちが、このイベントを楽しませてくれたお礼にと、壇上に上がり、ピアノの伴奏とともに君が代を斉唱したのだ。他の参加者たちは大いに驚くとともに、全員起立しそれに返礼。盛大な拍手とともにパーティの幕は閉じたのであった。
20日はこの4日間の成績発表だ。さて、優勝は誰の手に渡るのか楽しみである。
(文&写真:内田 俊一)
ゴールでは、巫女さんが最後のスタンプを押してくれた。
PC競技真っ最中。いかにドライバーとナビの息を整えて、正確に線を踏むのかがポイント。
チェッカーフラッグを受けてゴールするポルシェ 550RS
八神純子さんらのステージ
最後のサプライズはこのブガッティインターナショナルオールスターズの君が代斉唱