このシーリング会場に、昨年はスタンプポイントでマイクを握っていた、元 Mille Miglia 事務局長のコスタンティーノ・フランキさんの姿があった。
彼が事務局長を辞めてから初めてシーリング会場内で姿があった。どこか吹っ切れた様な表情で見つめていた彼の目に、今の Mille Miglia はどう映っているのだろう。
その日の夜には、恒例の Veteran Car Club Tokyo 主催の壮行会が開催された。ブレシア自動車クラブのアルド・ボノーミ会長、Mille Miglia SrL. のフランコ・ベレッタ会長とスタッフ、元 Mille Miglia SrL. ロベルト・ガブッリ会長の奥様ルイージャさんと長女のマリアさんも参加。マリアさんは毎年 Mille Miglia にも参加しており、今年はゼッケン148番のエルミニで出場する。最後にイベントの成功と皆の完走を誓い合って壮行会はお開きとなった。
そして、5月15日。いよいよ Mille Miglia 2019 開幕の朝を迎えた。昨夜までの楽しそうな雰囲気から一転、皆一様に引き締まった表情へ変わってきた。
残念ながら今年のスタートは生憎の雨模様。
“Mille Miglia が始まると雨が降る”残念ながらこのジンクスが当たってしまったが大粒の雨ではなかったのは幸いだった。小雨の中、スタート地点の Viale Venezia に向けてホテルを出発。午後2時半に1000番を付けた1号車がスタート。423台の参加車両が3日後のゴールを目指して飛び出していった。
最終日も残念ながら雨となってしまったが、午後4時ごろから参加車両が Viale Venezia へ戻り始めた。無事に完走できた喜びと安堵の入り混じった笑顔で、参加者同士が称え合う姿は日本と変わりない。今年の完走台数は361台。残念ながら62台がリタイアとなった。日本チームの成績は3台がリタイアしてしまったが残り5台は無事に完走。竹元チームが11位、瀧川チームが21位。5台中2台が入賞という好成績で今年の Mille Miglia は幕を閉じた。
今年の Mille Miglia だが、例年以上に事故が多かった様に思えた。参加者による事故ではなく、俗に言うなんちゃって Mille Miglia(参加していない一般の人がクラシックカーで追走する行為)による事故が毎日の様に耳に入った。
日本でも見受けられるが、その様な行為はイベントの存続にすら関わるので、自重していただきたい。